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心は鳥よりもきっと自由

スパのお姉さんはすごいという話。

9月上旬、子宮筋腫の手術をしました。

かなり大きくて、腹腔鏡補助下で摘出。歩くとまだ傷口はズキズキするし、周辺の皮膚の感覚が麻痺しているようで。

それでも、生活のために働かねばならぬ。むろん、楽しいことのためにも。

 

スパでアカスリをしてもらったときに、施術して頂いたお姉さんが何気なく聞いてきた一言。

 

「あなた、筋腫持ち?」

 

たしかに、このところ、便秘でもないのに下腹が固いし、引っ込まない!なぜ!下腹!と、ただ太ったことを受け止めきれなくて、悩んでいたのだけれど。予想外の問いに、なんとなく行ってみるかと、婦人科を受診、結果として、筋腫持ちだったわけで。

先生に、こんなになるまで、よく育てましたね!というような反応をされたくらい、エコー画面の端から端まで筋腫。赤ちゃんの頭くらいあると言われました。

自覚症状は特になく、考えてみれば、下腹がひっこまない!???!!?と思い始めたころから、生理の量が増え、よくお召し物を汚してしまっていたなと。時には、職場の椅子にまで。恥ずかしいよね、ほんと。2回ほどやってしまったんだけど、ほんとに恥ずかしかった。仕事柄、お手洗いに行きづらく、夜用のものを着用していても、2時間と持たないなんてザラだった。

 

薬で抑えたり、いろいろ打診されるらしいんだけど、すぐに「これは手術でとりましょう」と言われ。とはいえ、大きいのは間違いないので、少しでも小さくしてから取りましょうということで、そこから6ヶ月はリュープリンを月1投薬。

これが、地味にしんどい。副作用が。火照る、火照る。びっくりするほどの火照りと汗の量。

汗かくだけ。と軽く考えていたけど、いつどこで火照ってくるかわからないから、涼しい中ひとりで汗だくなんてこともしばしば。

あと、実は発覚する前にメンタルをやられてしまい、元々体調も崩し気味だったこともあり、休職、のち退職。忙しかったけど、大変だったけど、しんどかったけど、嫌いじゃなかったから、また違う形で関わりたいと思って、就活をはじめました。

 

それはさておき。6ヶ月なんてあっと言う間で、それはLDHのおかげでもあるんだけど、不安なく過ごせたのはありがたかったな。金銭的に不安だったのはあるんだけど、気持ちまで余裕なくすと、どんどん堕ちてってしまうからね。本当に、出会えてよかった。

手術の前に、GENERATIONSの札幌ドーム公演があったから、頑張ろうとも思えたのよね。めちゃくちゃ楽しかった。

 

入院にも、火照った時用にライブタオル持ってたり、読み物として秋山さんの御本や映画雑誌持っていったり、中でもRIKUくんのメンプロポーチが院内持ち歩き用にとても役立った。功労賞はトラステのショッパー。マチがあるタイプは最高に使える。

 

麻酔かかる短い間ですけど好きな曲流せますよと言われ、特にないですと言ってしまったばかりに、安室ちゃんが流れる手術室。

「ここで出血多量になって、もしものことがあったら、最後に聞いた曲は安室ちゃんになるのか…」なんて考えてたら、意識飛んで、起きたらすでに筋腫が取られていた世界に。Brand New World。

その夜は動きづらくて、寝返りも打てず、傷口は痛いし、一番しんどかったかもしれない。

翌朝、早々に食事復活で、粥食からと聞かせれていたのに、白米。まったくの白米だった。絶食からの復食だったのに、大丈夫なの?と思う間もなく、味噌汁と一緒にたいらげ、ごちそうさまでした。

そして、昼には歩かされる。なんてスパルタ。癒着を防ぐためにも、動いた方が良いそうで、点滴の棒に捕まりながら、ノロノロと歩く。痛いのもあるんだけど、こんなに体力って落ちるものなのかと実感。

お手洗いに自力で行けるようになったのは、その翌日。起き上がるのも痛い、座るのも痛い、歩くのはもっと痛い。でも、動かなければ、早く治らない。けど、やっぱり痛い。

 

 

結局、8日ほど入院。

 

 

入院に白地のライブTシャツを持っていって、術後に着たら、血まみれになる可能性あるから、気をつけろよ!お姉さんからは以上だ!(傷口からの出血と背中の麻酔の管からの血で綺麗に取れなかった…南無…なお、タイダイで染色の予定。)

 

 

と、ここまで書いて、そのまんまにしていたので、供養。

 

 

術後としては、退院から5日後にはこっちに戻り、翌日にザワの完成披露試写会&ライブに行っていました。もちろん、傷は痛い。よく行ったなっていまなら思える。

よく行ったな。。。

その翌日は、前職場に手術の挨拶に行き、ザワのライビュを観て、結局その週までお休みしてくださいと医師から言われていたので、翌週から職場復帰。

いつも通りの速さで歩けないので、最寄りまでの道のりがめちゃくちゃ長く感じたなぁ。走れなかったし、早歩きも辛かった。

1ヵ月後の検診も無事で、止まっていたものも来て、たまに食べ過ぎると傷が痛んだりするけど、全く問題なく。太ったけど、わたしは元気です。太ったけど。

あと、妊娠したら、自然分娩はもうできないので、ヒッヒッフーってできないんだ。ということに、さっき気づいた。帝王切開帝王切開で、キツいっていうよね。

 

あの時、「筋腫持ち?」って聞いてくれたスパのお姉さん、名前を失念してしまい、顔も朧気。ちゃんと会って、お礼がしたいんだけど、どうしたらいいんだろう。

 

 

これを読んでいて、なにか夢中になっていることがある方。

楽しいことするの、心身ともに健康だから出来る事であって、推せるうちに推せっていうけど、生活と健康あってこそ。

予期せぬこともあるし、気を付けていても風邪ってひいたりするじゃない、だから絶対ってことはないんだけど、なるべく健康で。推しも健康でいてくれ。